MastodonでBotを運用する方法
弊サイトの更新情報発信用のTwitterアカウント(@girlsnamenet)が凍結した(現在は凍結解除)ので、Mastodonのインスタンスを立ち上て、そこ(@[email protected])で更新情報を発信するようにしました!今後、自分でインスタンスを立ち上げたいという人の参考になるかもしれないので、立ち上げまでを書き記しておこうと思います。
Botの停止
南野リカさんの素人・名義なし作品リストに1作品が新規登録! 【現在15作品登録済】 https://t.co/Bc2mY9sePy 南野さん pic.twitter.com/4ycyMhLUOP
— AV女優の素人・別名義作品 (@girlsnamenet) January 18, 2023
↑凍結前の最後のツイート。1時間後ぐらいに気がついて、投稿botを停止しました。
VPSを準備
今回使ったのはLinodeです。LinodeにはマーケットプレイスからMastodonをデプロイするということができるらしいのですが、ソースからデプロイすることにしました。Linodeのプランは「Linode 2 GB」で、OSは「Ubuntu 20.04」です。
DNSを設定
VPSのIPアドレスがわかったら、DNSを設定します。ドメイン名とIPアドレスを紐付ける作業です。 ドメインの管理にはGoogle Domainsを使っています。「新しいレコードを作成」をクリックして、ホスト名(mastodon)、タイプ(A)、TTL(3600)、データ(XXX.XXX.XXX.XXX)を入力・選択して保存を押して完了です。Google Domainsは非常に使いやすいです。余談ですが、色々と不満があったお名前.comから全て移管しました。おすすめです。
Mastodonのインストール
Installing from sourceに従いインストールしました。
以下要点:
- メモリは1Gだとエラーが出て止まります。上でプランは2GBにしたと書いてますが、実際には1GBで失敗した後に2GBにResizeとRebuildしてます。
- Dockerにするか聞かれますが、Non-Dockerにしました。
- certbotによる設定がうまく動かなかったので、/etc/nginx/sites-available/mastodonを編集しました。
- SMTPサーバはlocalhostにしました。
SMTPサーバ
aptでpostfixをインストールしました。単にpostfixをインストールしただけだと、メールが届かない(受け取ってもらえない)ことがあるのでSPFとDKIMの設定をします(実際、設定前に試したらGmailからは拒否されました)。 以下要点:
- localhost (127.0.0.1)からのみ接続可能に設定しました。
- プロトコルはIPv4だけにしました。
- SPFの設定を行いました(DNSのSPFレコードを設定するだけ)。
- DKIMの設定を行いました(参考: #8 Ubuntu20にセキュアなPostfixメールサーバを構築 - 3回目)
アカウントの作成、アクセストークンの生成、Botのプログラム書き換え
普通にアカウントを作成・ログインし、ユーザー設定→開発→新規アプリからアプリを作成しました。これでアクセストークンを取得できました。
次に、これまでツイートしていた部分を書き換えました。ライブラリはBigBoneを使いました。画像とともにTootするサンプルを参考にしました。
というわけで、Twitter用Botを止めてから大体3時間ぐらいの作業でMastodonインスタンスの立ち上げとMastodon用Botへの移行が完了しました。
AV関係のMastodonアカウントってあるのかな?
AV女優/男優/プロダクション/メーカー等々、AV関係のMastodonアカウント探してみましたが見つかりません!AV女優さん向けのマストドンのインスタンスをXCITYがスタート!という記事がありましたが、もう閉鎖されているようです。
どなたかご存知ないですか?教えてください!